「くわしまほうこのろうどくや」を振り返る

さて、9月の追加公演も終わったということで。

ネタバレを気にする必要もなくなったし。

作品にも触れつつ、感想を書いておこうかと思います。

(っていうか、自分の記憶を書き留めとくメモ書きかな?)

流石に1月も経っちゃったし、

記憶が多少薄れてきてるので、もしかしたら間違ってること書いてるかもしれないけど、

そこは大きな心で読んで頂けたらと思います。

 

さてさて、

今回、実に幸運とも言える形で見に行く事が出来たわけですが。

追加公演と合わせ、約200名の人が見れたわけです。

果たしてどれくらいの人が落選しちゃってたかは分かりませんが、

見終わって、よりそれを実感できた朗読夜だったと感じています。

新たに朗読した作品もあったけど。

なにより今回は、朗読夜の新たなチャレンジがたっぷり詰まってた気がしました。

もしかしたら、ちょっとした進化のポイントだったかも!?

法ちゃん自ら機材をいじりつつ朗読したり。

楽器を奏でつつ朗読したり。

声を加工してみたりなどなど。

一気に新たな演出を詰め込んでましたからね。

 

もしかしたらあの会場の広さだったから丁度良い演出効果がでてたのかもしれないんだけど。

中でも「春と修羅」「習作」「蠕虫舞手」で見せた声の加工はちょっと衝撃でした。

最近はテクノポップ全盛なんでよく聴く加工ではあるんだけど。

でもここでこの演出かと!

声の加工って、やりすぎると誰の声だか分からなくなっちゃうので、

法ちゃんの声の特徴を消さずエフェクトをかけるって絶妙だったと思うんですよ。

加工が少ないと意味ないし、かけ過ぎると法ちゃんが朗読してる意味が無くなる。

ほんと、絶妙にいいバランスのエフェクトがかかってたと思いました。

これは、

マジで今後も有りだと思います。(調整難しいかもしれませんが)

 

また、

今年のお正月公演でやろうと思ってたんだけど、今回のお披露目となった「ひのきとひなげし」。

ここで見せた演出も好きでした。

実は、今回の朗読作品の中で一番好きだったのが「ひのきのひなげし」だったんだけど。

予め録っておいた声をエフェクト的に使った演出。

ひなげしの群生を表現することに使った効果だったと思うんだけど。

(記憶が消えかかってる・・・)

可愛さと一緒に怖さも感じちゃって。

それが一層作品の世界を広げてた印象がありました。

う〜みゅ。

でもどっちかっていうと、これはむしろ大きなホールの方がより恐怖度が増す感じがするので、

広めの会場向きの演出かもしれませんね。

っとはいえ、

好きな演出だったのと、作品の雰囲気が見事にマッチして、好きな作品になりました。

 

ほか、

・報告
注文の多い料理店
・来訪
雨ニモマケズ
・薤露青(カイロセイ)
・花鳥図譜・七月
・手紙
・原体剣舞連 

と、今回もいろんな作品が朗読されたわけだけど。

とりあえず個人的に特に印象に残った作品の雑感を書いてみました。

会場の大きさ、場所(屋外・屋内)、季節などなど。

演出方法も増えると、益々その時しか無い雰囲気を楽しめる朗読夜が今後増えそうな気がして。

そんな予感をさせてくれた今回の朗読夜でした。