異人たちとの夏

■今日のスナップ

この土日はイベント事はないかな・・・っと思っていたら、

ド忘れしてただけで、ヘロQの舞台がありました。

そのことを思い出したのが土曜の夜で、

なんとかギリギリセーフ。

(行けるかどうか分からなくて)当日券で行こうと思ってたのが忘れてた原因かも。

 

何はともあれ、

お昼過ぎに新宿へ出掛け、夕方までお買い物。

その後、本日の17時の回を当日券で見てまいりました。

 

(ここ何回かは客演があって当日券も危うかったけど、

 客演がなければなんとか当日券でも観れるようです)

 

さて、

今回の演目、ヘロヘロQカムパニー第18回公演「異人たちとの夏」ですが、

パンフレットを読むまで、これが山田太一さん原作の作品だと言うことを知りませんでした。

(ほとほと自分の学の無さを痛感する・・・)

冬に夏の作品?

っと、ただそれだけを思って行ってしまい。

今までのヘロQ作品とは異質な内容に驚きつつも、

3時間弱にも及ぶ舞台を、夢中で観ていました。

 

アクションは無し。

笑いも無し。

ただ、

親との絆や、

家族の絆。

そして、ホラー。

そういったものが描かれてました。

 

主人公を演じた関さんはずーっと出演してて。

主人公との会話とモノローグで進行していくので、

関さんは喋りっぱなし。

おそらく今までで一番台詞が多かったんじゃないかと思います。

 

演出も凝ってて。

多かった場面転回も、

客席の通路を移動することで場所の移動を表したり。(その間にセットチェンジ)

寄席に入るシーンでは実際に落語家が登壇。

関さんは客席に座り、一緒に寄席を観る。

なんて場面もありました。

 

またホラーなシーンでは、

天井から赤い羽(血を表現)が無数に降ってくる・・・なんてことも。

(音響にも驚かされたよ(≧ω≦)/) 

 

とにかく、

凝った演出と、絶妙なストーリー。

それらが見事だった舞台でした。

 

(これまたパンフレットからの引用ですが・・・)

原作は第1回山本周五郎賞を受賞し、

1988年には大林宣彦監督により劇場版にもなってるそうなのに、

これまで20年間、ドラマ化も舞台化もなかったそうで。

今日この作品に触れ、

まずは映画を見ねば!っと、俺は思った次第です。

 

関さんはこの作品を旗揚げ当初から狙っていた念願の作品と(パンフレットにて)語っていますが、

その想いが乗ってたようにも思いました。

 

この舞台もDVD化はされるようですし。

気になる人は、是非観てほしいかも。

ドキッとしたり、

ホロッとしたし。

ヘロQの新境地・・・かも。