ROAD CREATIVE Vol.2「message」

■今日のスナップ

今日はぱよぱよの公録に行って来ました。

2月2日以来の今年2回目。

実に3ヶ月振りくらいの公録でした。

が、その感想はちょっと置いといて、

今日は1週間前にさかのぼり、先週の土曜に行ってきた舞台、

AKATSUKI project ROAD CREATIVE Vol.2「message」の感想です。

 

さてさてさて〜。

初めて行ったAKATSUKI projectの舞台「message」でしたが。

行くきっかけになったのは、

うりょっち」こと白石涼子さんが出演するからでした。

 

DROPS以来、何気に気にして見ていた涼子ちゃん。

ヘアスタイルがロングのストレートという、

自分のドストライクゾーンだったこともあり、第一印象から気になる存在でした。

声優として印象強く残るようになったのは、まほらばの「白鳥隆士」役から。

ハスキーな声だけど、結構好きで、

去年のどの手術をしたってのを知ったときは結構ショッキングだったのを覚えています。

以来、

最近では養生しつつ仕事をされてるようですが、

長く声優をやって欲しいひとりなので、

時には休養をとってでも、のどを大事にしつつ仕事を続けてほしいなと思ってる次第です。

 

さて、

そんな涼子ちゃんが劇団に在籍してたってことも驚いたのですが、

(客演ってなってないってことは、在籍なのかな?)

今回は朗読劇ってこともあり、多少声優業に近いお芝居でした。

内容は3本立てで。

「誘拐電話網」(東野圭吾 作)

「チマ男とガサ子」 (重松清 作)

「ラブ・レター」 (浅田次郎 作)

が、30分〜40分位の話しにコンパクトにまとめられていて、連続に上演されました。

で、

涼子ちゃんが出演したのは、3本目の「ラブ・レター」。

朗読劇とはいえ、

出だしは本もなく、芝居からスタート。

ちょっとして場面がかわってからは本を持ちながらになってたけど。

感情的な部分は完全に本を読みながらとは思えなくて。

なんとなく、「半朗読劇?」(って言葉はないだろうけど)

朗読劇なんだけど、本は持ってるだけな部分もあったように思えました。

 

ちなみに、

涼子ちゃんはこの作品において、「白蘭(パイラン)」という役を演じていました。

(原作を読んだことがある人なら分かるでしょうが)

この舞台での役をザックリ書くと、中国から働きに来た水商売の女性役で。

歌舞伎町で働く男(吾郎)と結婚はしてるものの、会ったことも無く。

体が弱いせいもあって、地方(千葉)で働きます。

まったく会ったことが無い二人。

いつしか病気こじらせ、白蘭は亡くなってしまいますが。

そんな白蘭が、最後に吾郎に書いた「手紙」。

それが吾郎を変えていきます。

出所して、最初に知ったのが白蘭の死。

そして、その時初めて顔を写真で知ります。

亡くなった白蘭を迎えに行く吾郎と、その手紙・・・。

ってな話し・・・でした。

 

涼子ちゃんは回想というか、手紙を読むシーンでしか出てこないのですが、

この話しのキーとなる手紙の部分で出てくるので、

片言の日本語で綴られてる手紙を読む白蘭は、ほんと心に響きました。

涼子ちゃんも泣いてたけど、

こっちも堪えるの大変でしたよ。ほんと。

かなり客席がギュウギュウで、

涙を拭く動きで隣の人を邪魔するんじゃないかと思っちゃって。

もしちょっとでも客席に余裕があったら、確実に泣いてましたよ。

 

原作が良いのがなんといっても最高の要因でしょうが、

柴田秀勝さんのナレーションや、出演者に幅があったこと。

そして、

なにより感情に大きな波があったのが個人的にはよかったです。

もし、再演があるならもう一度みたい。

そう思えた作品でした。

 

なお、この時の衣装や出演者の写真とかは、

涼子ちゃんのブログ、4月21日をご覧下さい。

 

なんか、

今回の舞台は、涼子ちゃんの新たな一面を知った良い機会になりました。

ほんと、良いお芝居でした。