対決 巨匠たちの日本美術

■今日のスナップ

オタクとしては、今日まで夏の一大イベント「コミックマーケット74」だった訳ですが、

嫌がらせかと思うほど今週は忙しくって、準備も出来ず。

結果的には土曜の夜になってカタログを見始め、

せっかく「声優」ジャンルが2日目だったのにも関わらず行けずじまいで終わってしまいました。

ネットをフラフラしてみると、

なのはProjectの販売も2日目で完売だったようで、すげぇの一言!

おかげで3日目に行く目的を無くしてしまいましたとさ。。。

おしまい。

 

さてさてさて〜。

昨日(土曜)は強烈な雷雨。

今日(日曜)は雨模様と。

コミケには雨が降らないという都市伝説も今や昔となってしまって何年たつのやら。

(少なくとも、晴海会場まではこの伝説はあったと思う!)

・・・。

そんな雨の中、

今日はコミケに行かず、

ある意味こっちも最終日だった「対決 巨匠たちの日本美術」を鑑賞しに行ってきました。

 

見たかったのは、伊藤若冲尾形光琳の作品。

でも、

さらに見たかったのは、俵屋宗達尾形光琳風神雷神図屏風でした。

 

期間中、作品の入れ替えがあり。

この2作品が並ぶのは会期中でも11日から17日までの7日間のみ!

お盆休みも無く、土日しか休みがない自分としては、

選択としてこの土日しかタイミングはなかったのです。

 

そんな訳で、

小雨の降る中とはいえ、初の東京国立博物館に行ってきました。

 

13時に到着。

 

当初、最終日だし結構並ぶのかな?って思ってたんだけど、意外にも並ばずに入れました。

とはいえ、場内はかなりの来場者で、

人気の作品の前は凄い人の山でした。(コミケほどではないけどね)

やっぱり、

風神雷神図屏風の前も人の山。

係りの人の誘導が上手くて、ちょっと待ってれば側で見ることが出来たけど、

流石に遠くから見比べてみようとすると、

やっぱり人垣が壁になっちゃって、そこは隅々まで楽しむことは不可能だったかなぁと。

でも、

やっぱり間近で見れたのはスッゴクいい刺激になりましたよ。

(個人的には宗達の方が好きかも)

 

その他、

今回の展覧会はとにかく多くの巨匠の作品が展示されてて、

初めて触れる作品も多く、

しかも、襖絵や、屏風絵など、大きい作品も多くて。

また、年代や、人の繋がりが上手く配置に反映されてて、

そこも見てて楽しい作りになっていました。

 

運慶 VS 快慶 から始まって、

雪舟 VS 雪村

永徳 VS 等伯

長次郎 VS 光悦

宗達 VS 光琳

応挙 VS 芦雪

仁清 VS 乾山

円空 VS 木喰

若冲 VS 蕭白

大雅 VS 蕪村

歌麿 VS 写楽

鉄斎 VS 大観 と全12組。

 

仏像に関しては毎年京都に行ってるだけあって、多くの物を見てる分、見てても面白さもあったんだけど。

茶碗の「わび・さび」に関しては、もうね、自分の学のなさというか、知識の無さを痛感。

茶器の「わび・さび」を知るには、もっと経験が必要かもしれません。

(まだまだわかぞうでした・・・)

 

とにかく、

作品の大きさに圧倒されたり、

異常なまでの書き込み圧倒されたり、

筆の力に圧倒されたり。

ただただ圧倒されてた時間でした。

 

ちなみに、

風神雷神図屏風を見たくて行ったけど、

展示されてた全作品の中では、

圧倒的に長沢芦雪の虎図襖絵に完全に魅了されました。

多少ネットで見つけることも出来るけど、(例えばこことか)

あの迫力は実際前にしてみないと分からないものがありますよ。

でも、どこかかわいい。

マジで、あの襖の前になら何時間でも居れそうな位でした。

日本画の虎を見る度、高橋留美子先生のトラをついつい思い出しちゃいます)

 

京都好きが講じて日本画にも興味が出てきた訳ですが、

10月には大琳派展も開催されるようなので、

こっちも行こうと思ってます。

 

いやぁ。

いい刺激になりました!

日本の色って凄いなぁ・・・。。。